お料理英語①【カット編】Let's cook!
料理をするときの下準備は、まず食材を適切な形に切ることから始まりますよね。
日本語では、切り方によって「みじん切り」や「ざく切り」、「千切り」「くし形切り」など、それぞれの呼び方がありますが、実は英語にも切り方によってそれぞれ英単語があるんです。

また、英語で「切る」は“cut”ですが、“cut”でも別の単語を組み合わせることでいろいろな切り方を表現することが可能なんです。今日は、英語でのいろいろな「切り方」の表現を紹介していきますね。
①「cut」を使って「切る」
まず、“cut”を使った「切る」の英語表現を紹介します。
cut in half: 半分に切る
halve(ハルヴ):半分に切る
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「halve」はこの場合、halfが動詞化したもので、「サイズを2分の1にする」という意味があります。
cut in thirds: 1/3に切る
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「half」の部分を「thirds」に置き換えると「1/3に切る」という意味になります。
「1/4」に切る場合には「quauters」を用いると良いですね。
cut into small/tiny pieces:~をみじん切りにする
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「small」が小さいという意味なのは皆さんご存知だと思いますが、「tiny(タイニー)」は「とても小さい」という意味で、「small」よりもさらに小さいニュアンスがあります。
このように表現すれば、みじん切りもcutで表現できますね!
cut into bite-size pieces:一口大に切る
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「bite」には「ひとかじり」という意味があります。「bite-size」で「一口サイズ」ということですね。
cut into wedges:くし形切りする
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「wedge」(ウェッジ)は、「くさび(V字)形」という意味です。この表現は上の「cut into bite-size pieces」と同様に、「cut」ではなく、「cut into~」の表現になるため、覚えておきたいですね。
②「cut」以外で「切る」
次に、「cut」以外で「切る」と表現する英語を見ていきましょう。
peel(ピール):(手やピーラーで)皮をむく
pare(ペア):(ナイフを使って)皮をむく
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「peeler(ピーラー)」をよく使う人にとっては、「peel」の単語は親しみやすですよね。
ただし、同じ「皮をむく」という表現でもナイフでむくときは、「pare」になるので、注意したいところです。
chop(チョップ):ざく切りする
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「chop」は、「er」をつけると「chopper(チョッパー)」という名詞になり、この場合は「切り刻むもの」という意味になります。
ところで、人気漫画ONE PIECEの登場人物に「トニー・トニー・チョッパー」というキャラクターが出てきますが、この名前の「チョッパー」部分の由来は、「木をも切り倒す立派な角を持っているから」ということらしいですよ。
dice(ダイス):さいの目(キューブ型)に切る
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「dice」は、名詞でサイコロのことです。見た目をイメージするとその通りですよね。
slice(スライス):薄切りする
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「slice」は、日本語でもスライスチーズやスライスハムなどでお馴染みの表現なので、イメージが湧きやすく、覚えやすいですね。
mince(ミンス):みじん切りする
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「mince」は、日本語の「ミンチ」の語源になっているので、こちらも馴染みがありますね。
でも、日本では「ミンチ」といえばお肉のイメージですが、「mince」はみじん切りなので間違えないようにしましょうね。
shred(シュレッド):千切りする
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「shred」は「shredder(シュレッダー)」を思い浮かべていただくとイメージが付きやすいかもしれません。
シュレッダーにかけると、千切りのようになっていますよね。
ちなみに、「千切りキャベツ」の場合は、「shred cabbage(シュレッドキャベッヂ)」とか、「ed」をつけて、「shredded cabbage(シュレデッドキャベッジ)」と言います。
食材を「切る」英語表現はこれでバッチリ!
今回紹介したように、食材を「切る」という表現にも、英語では“cut”以外にもいろいろとあり、奥深さを感じさせらますね。英語表現も日本語の「ピーラー」や「スライス」など、日常で馴染みのある言葉が出てくるものもあるため、覚えやすいですね。
食材の切り方は料理の見栄えを決める重要な要素になるため、ぜひ、英語での表現もマスターしておきたいですね!
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